photo:Taraf de haidouks
ロマニ、ジプシー,マヌーシュ、ドム、カーロ など地域によって名称は異なるけれどもそうした特別に分けられてきた民族を誰でも知っているだろう、「ジプシー」
インド起源説もあるが、おそらくインド北西部から東欧、北アフリカ、」そしてヨーロッパにまで流れてきた流浪の民ということになる。一部エジプト民族起源説もあるけれど。どちらとも取れる。独特な音階と楽器編成 見事なまでのテクニックで聴く人を魅了します。 一度ハマると、クセになっちゃうかも??
そんなわけで日本でも人気が高い二人の映画監督、そしてその作品、サントラなどを紹介してみたいです。
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まずは Emir Kusturica エミール・クストリッツァ
エミール・クストリッツァ(Emir Kusturica、セルビア語: Емир Кустурица、1954年11月24日 – )は、旧ユーゴスラビアのサラエヴォ(現ボスニア・ヘルツェゴビナ領)出身の映画監督、音楽家、俳優。
クストリッツァ自身はサライェヴォ出身だが、父はセルビア人、母はモスレム人であり、自身はユーゴスラビア人であると称している。
カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを2度受賞しているのをはじめ、世界三大映画祭すべてで受賞している。ドリー・ベルを憶えている? Sjecas li se Dolly Bell? (1981)
パパは、出張中! Otac na sluzbenom putu (1985)
ジプシーのとき Dom za vesanje (1989)
アリゾナ・ドリーム Arizona Dream (1992)
アンダーグラウンド Underground (1995)
黒猫・白猫 Crna macka, beli macor (1998)
SUPER 8 Super 8 Stories (2001)
ライフ・イズ・ミラクル Zivot je cudo (2004)
ブルー・ジプシー Blue Gypsy (2005) オムニバス映画『それでも生きる子供たちへ』の中に収録
ウェディング・ベルを鳴らせ! Zavet (2007)
マラドーナ Maradona by Kusturica (2008) Wikipediaより抜粋
近年エミール クストリッツア の代表作6作を上映しているらしかったのですが、、もう終わっていたら~ごめんなさい。
記念T-shirtsも販売していたようで、これは欲しかったなぁ~ ウェブでまだ売ってるかもね。
Daddy山が大好きな作品としては「黒猫 白猫」(1998)
祖父、父、息子の3代で繰り広げられるドタバタ喜劇!
サントラがバルカンミュージックで煽ってきます~。描写を高めます!
まだご覧になってない方??はこちら
他には「Life Is a Miracle」はこちら
No Smoking Orchestra UnzaUnzaTime
その後は上にも書いた 息子もバンドメンバーのNo Smoking Orchestraの UnzaUnzaTime これもかっこいいですよ!
続いて忘れてはならない Tony Gatlif トニー・ガトリフ
父親はフランス人、母親はアンダルシア系ロマ人。ロマの集落でフラメンコなどのロマ音楽を聴きながら育った。それからフランスで演技の勉強をして舞台に立っていたが、映画制作に携わるようになり、1975年に初監督作品『ラ・テット・オン・ルイヌ』を製作。1981年以降は、ロマの人々をテーマに映画制作をしている
ガスパール/君と過ごした季節(とき) (1990)
ラッチョ・ドローム Latcho Drom (1992)
モンド Mondo (1995)
イ・ムヴリーニ I MUVRINI (1996)
ガッジョ・ディーロ Gadjo Dilo (1997)
ベンゴ Vengo (2000)
僕のスウィング Swing (2002)
愛より強い旅 Exils (2004)
トランシルヴァニア Transylvania (2006) 以上 Wikipediaより抜粋
中でもDaddy山が好きなのは「SWING」 邦題「僕のスウィング」(2002)
主人公は少年。小学6年生くらいだろうか。富裕層のパリっ子がサマバケーションで祖母の家にステイし、そこの街のはずれにあるジプシーの集落へ向かう。街で見たジャンゴのようなギターリストに憧れてであろうか? 集落で中古のギターを買い、その店の娘といい感じになっていく。(最初は男の子かと思った)凄いウルフカットにジャージ姿という、モロ!という感じ。
その後トレーラーハウスで生活している皆さんでセッションが始まり、見事なGypsy-Swingを見せつけられる。
白人の子が出会う数々の衝撃に(生活様式の違い)観ているものも一緒に引き込まれていく、 とても素晴らしい映画です。
続いて「VENGO」(2000)
この映画はちょっとしたタランティーノのレザボアドックス又は東映ヤクザ映画にも見える内容ですが、やはり集落での独特な風習、グレてそして狙われて、最後には殺されてしまう主人公ですが、 ストーリーよりもフラメンコのシーンなど、場末のBARでカンテ が東京ブルースを日本語で歌っている。ビックリ! とまぁ~中々興味津々の内容となっています~
Taraf de haidouks
タラフ ドゥ ハイドゥークス ってバンド
ルーマニアの人口3000人ほどのクレジャニ村は、住民の1/3ほどがミュージシャン。中でも選りすぐりの腕自慢がタラフ・ドゥ・ハイドゥークスの一員となれるようです
メンバーは20~70代からなる強腕12人編成。仏映画『ラッチョ・ドローム』に出演し、ヨーロッパで一気に注目を集める。その後ヨージヤマモトのパリ・コレクション(’99年)、映画『耳に残るは君の歌声』に出演するなど、多方面で活躍。2001年の春には1ヶ月以上もの全米ツアー、5日間連続のロンドン公演を大成功させ、ジプシー最強バンドとしてその名を世界に轟かせる。
トニーガトリフの映画「Latcho Drom」に出演している
ルーマニアのブラスバンド Fanfare Ciocarlia ファンファーレ・チョカルリア
映画「ジプシー・キャラバン」に登場する
代表的な曲は「Ah Ya Bibi」まず聴いてみて!
その他の国のジプシーミュージック
トルコの Chiftetellisi(チフテッテリ)
Alla Turca the turkish wayまずはこちらもどうぞ~
ギリシャのRembetika「レンベティーカ」など。
60~70年代のバリアスアーティスとミックス はこちら
ブルガリアの Chalga「チャルガ」
現代的になってくるともうR&BやHouseSoundになってきてしまいますのでRetroファンにはお勧めできませんが。 お色気歌姫の歌唱を楽しんでください~
ルーマニアのManele「マネレ」
ターキッシュポップスの影響が強そうです。。 この子供、凄くないですか?
Ionut Cercel – Made in Romania – manele vechi ギラギラのジャケットを着て歌ってます~
●更に書籍、新書の紹介!
*岩波新書 「ジプシーを訪ねて」 関口義人