Daddy山が薦めるこれ観るだけでモテル男になれてしまう映画5本!これ観てアクのある男を磨け!ついでにサントラもカッコいいのでBGM仕掛けでイチコロ!

No5 サルバドル/遥かなる日々 (原題: Salvador) – 1987年 日本公開

ジャーナリスト魂が魅力的です

ジェームズ・ウッズが扮するジャーナリストのリチャード・ボイルとジョン・ベルーシーが扮するドクター・ロックの二人がウッズが急遽請負うサルバドルの内戦の仕事にベルーシーが便乗する形でスタートする。
ジャンキーでだらしない二人にとって待ち受けていたのもつかの間、国境超えたあたりから雲行きが逆転する。現地は右派の政府軍と左派の反政府ゲリラによって内乱が起こっており、多くの死者・行方不明者を出していた。
国境でボイルらは早速、政府軍に拘束されるが、すぐに解放され、ボイルは戦場カメラマンのジョンら旧友、そして愛人マリアとの再会するが、率いる勢力は、政敵であるカトリック教会のロメロ大司教を暗殺。さらにはボランティアのシスターらを敵の家族を助けているとし、部下に命じて強姦・殺害させる。マリアの弟も、何者かに惨殺されてしまう。ボイルは真実を追う決意をする。

*酒にも女にもクスリにもすべてルーズな(リチャード・ボイル)が内戦の絶望的な現状を知り、母国アメリカが援軍している事が実際には左派にとっては敵でもある現状を何とも本国に帰って公表しようとするジャーナリスト魂が魅力的です~ Daddy山

No4 大きな翼をもった老人 (原題Un Senor Muy Viejo Con Unas Alas Enormes) – 1988年

大きな翼を持った老人に大騒ぎする人々の姿に、ラテンアメリカの現実を反映させた寓意的な作品。

ガブリエル・ガルシア・マルケスの原作を基に、アルゼンチン出身のドキュメンタリー作家、フェルナンド・ビリが監督、脚本、主演を兼ね、製作はミゲル・メンドゥッサ、撮影はラウル・ペレス・ウレタ、音楽はホセ・マリア・ビティエル、ジャンニ・ノチェンツィが担当。

カリブ海沿岸の小さな村。ペラーヨ(アスドゥルバル・メレンデス)は、翼を生やした老人(フェルナンド・ビリ)が流れついているのを発見する。村の人々は「天使ではないか」と大騒ぎ。神父の否定にもかかわらず、一目天使を見ようと遠くからも人々が集まってくるよう になる。
ペラーヨの妻エリセンダ(デイシー・グラナドス)は見物料を取ろうと言い出し、たちまち夫妻は大金持ちになる。しかし、そこへカーニバルがやってきて、飛ぶ気配もなく、しゃべりさえしない老人よりも、妖しげで美しい蜘蛛女の方へ人気は移ってしまう。
6年後、静けさを取り戻した村で、もはや老人は見向きもされず、見せ物で稼いだ金で豪邸を建てたペラーヨの息子の遊び相手になるばかり。しかし、そんな中で老人は、こっそり鶏の羽をむしり取っては、新しい翼を作り、そしてある風の強い日、はるか海のかなたへ向かって飛び去っていった。…

この映画はね、すべてが想像を超えます。
最初から沢蟹がうじゃうじゃと掘っ立て小屋の中で蠢くあたりグロいですが、引き込まれますよ~Daddy山

No3 黒猫・白猫 (原題Black cat, white cat)- 1998年 /130min

ユーゴスラビアのとある田舎町で繰り広げられるドタバタ喜劇

登場人物がほとんどイカレているというか、普通じゃありません。

登場人物の顔もなんなとなく似ていて最初は戸惑うかもしれませんが。。実に細部にまでわたってよくできています。

挿入歌のジプシーブラスバンドもイカシテます。ダダン(ヤクザ役)のコケインをスニッフしまくるあたりもむしろ笑えてきます~
最終的なオチが「そうなるのか~。」って以外にも普通なんですが、このドタバタは最後まで飽きずに観てしまいますね~

監督はエミール・クストリッツァ   他作品はアンダーグラウンド・ライフイズミラクルなど。

No2 鬼婆・Onibaba – 1964年 /103min 監督 新藤兼人

映像だけでなくアートワーク・音楽・手描きスタッフロールに至るまでセンスは輝る!

全編Black&Whiteであるが、邦画としては異端な存在であろう~。
映像だけでなくアートワーク・音楽・手描きスタッフロールに至るまでセンスは輝る!乙羽信子の体当たりの演技が目が離せない。

南北朝時代、戦乱により男手を失い餓えた二人の女(姑と嫁)は、殺した落武者から武具を奪って売りさばくことで糊口をしのいでいた。
嫁は、戦場から戻った若い男と逢引を重ねるようになり、嫁を失うことを怖れた姑は仏の罰が当たると嫁を脅すが効き目がない。
姑は鬼の面をつけた敗将を殺して鬼面を奪い、夜な夜な逢引に出かける嫁を待ち伏せ、鬼に化けて脅しはじめる。ある嵐の夜、鬼の面をつけた姑に異変が起こる。

No1 Born In East L A – 1987年 /87min 日本未公開

監督・主演はご存知 チーチ・マリン !

イーストLAに住む れっきとしたアメリカ人なのだが,ぬいぐるみ工場にメキシコからの従弟を迎えに行くタイミングでなんとイミグレーションの一斉捜査に遭い、不運にも連行され不法移民とされて強制送還となる。

その後おそらくティファナあたりであらゆる手段で帰国を試みるが次々と墓穴を掘って、一文無しになってしまう。そんな中、妻帯者であったはずの彼にも恋の予感が~。。

彼が演じるヒスパニックのマイノリティーさを見事に笑いに変えて、現代のアメリカ社会における移民の根底ある不満をなんだか面白おかしく伝えてくれる彼のセンスには脱帽である~!

なんだろう?寅さんに通じるものがあるんだな。チーチには。

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